2009/10/20

僕が鬱病だった頃に知り合った友達は何人かいて、
その時はネガティブな思想や苦悩を共有できることが、
自分にとってのある種の慰めないし癒しであった。
僕は珈琲を嗜まないけど、恐らく都会の喧騒の中で飲む一杯の珈琲のようなものだと思う。
彼等と話をするとほっとしたし、素直に笑えた。
僕を含める皆が、医師から社会的な障害があると判断されたわけだが、
少なくとも僕らが友達であることに、全くもって何の障害もないと思った。
それは誰の目から見ても明白だった。

灯りのない地下鉄のような暗闇。
その狭く細い場所からようやく抜け出すことが出来た。
自分自身で作り上げた強固なキューブの中に、自分を閉じ込めていたんだ。
真夜中に電気をつけず、部屋の隅っこで体育座りをしていた。
眠れない夜の孤独をごまかすために、渋谷の街で飲み歩いた。
頭痛とじんましんと不眠症がデフォルトだった。

あの頃に知り合えた友達と、皆でもつ鍋を食べた。
代官山。洒落た街だった。
知らない女をナンパして、町田の街で朝まで飲んだ。狂気の沙汰だった。
確かにあの日の自分を思うととてもいたたまれない思いになるけど、
それでもあの頃、互いのネガティブな磁石で引き合うように友達になれたことを、
本当に良かったと思う。

次に会う時は、また笑って再会したい。

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