2009/12/15

前に携帯で何気なくエロ動画を見ていたら、
その昔付き合っていた恋人がAV女優として出演していたのを偶然見つけたことがある。

あまりの衝撃で自分の目を疑った。
しかし彼女の表情と喘ぎ方と独特な胸の形で予感は確実に一致した。それは昔の恋人に間違いなかった。
彼女は演技が下手で、監督兼男優のような男にひどく乱暴な扱いを受けていた。
AVの中で陰毛を剃られた。本番の最中で何度も「気持ちいい」と言わされていた。

当時まだ僕は22で、彼女は19だった。
僕と別れた後に悪い男に騙されて宝石を買わされ、
サラ金から200万の借金をしたと相談されたことがある。
金に困ってやらされてたかと思うとすごく複雑な気持ちになった。

彼女はひどく屈折したマゾヒストだった。
虐めてもらうことに愛情を感じる子で、自分自身で自分を痛めつける哀しい性癖を持っていた。
学校帰りにレイプをされたこと、バスの一番後ろの席でひどい痴漢を受けたこと、
それらの過去を一人で背負い込んでいた。
彼女の左手首には無数のケロイド状の傷痕がある。
付き合っていた当時にリストカットのことを告白された時、僕が傷痕に手を触れて、
「今まで生きててくれてよかった」と言って抱きしめると、
「そんな優しいこと言われたのはじめて」と彼女は言った。

バレンタインデーにはとびきり美味いレアチーズケーキを作ってくれた。
僕のあげた星のネックレスをいつまでも大事そうに付けていた。
そんな彼女を僕は愛していた。

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